アスベスト勉強会 大阪府堺市
期日 2019年2月11日
アスベスト(石綿)って何? 吸い込むと長い 潜伏期間を経て、中皮腫や肺がんなどの重い病気を発症するおそれがあります。1960年代の高度経済成長期に建材などに大量に使用され始め、関連の製造工場や建設現場労働者だけでなく、工場 周辺の住民にまで被害が及び、2017年には1555人が中皮腫により死亡しています。2012年に全面使用禁止となりましたが、すでに使用されていた大量のアスベスト含有建材が私たちの身の回りに残されています。今後、適切な解体工事が行われないとアスベストを飛散させ、作業者だけでなく、周辺住民なども吸い込んでしまう危険性があるのです。
アスベストのリスク(危険性)はあまり知られていません。アスベストを直接取り扱った人だけはなく、アスベストのある建物にいた人、アスベストの工場の周辺、そして震災後の被災地でアスベストを吸ってしまった人にまで被害が出ています。このような物質は他にはありません。アスベストは非常に危険で特別な管理が必要な物質なのです。講演ではアスベストのリスクについてわかりやすく解説します。またどのような対策が必要なのか、現在進行しているアスベスト関連の法改正の動向について報告と問題提起をおこないます。
今回のワークショップでは、誰でも簡単にできるスマートフォンを利用して石綿を観る方法を紹介します。アスベストによる環境汚染や健康被害を防止するため、どのような対策が必要なのかを皆様と一緒に考えたいと思います。ご参加をお待ちしています。
日時 2019年2月11日
13:00-15:00
第1部 講演 13:00-14:30
1. アスベストとは何か?その危険性について
東京労働安全衛生センター 外山尚紀
2. 築地市場でのアスベスト対策
中皮腫・じん肺・アスベストセンター 永倉冬史
3.堺市でのアスベスト対策 堺市
第2部 体験ワークショップ 14:30-15:00
1. 目でみるアスベスト
愛知教育大学 榊原洋子
会場 堺市役所本館3階大会議室
大阪府堺市堺区南瓦町3−1
参加費 無料
共催
○NPO法人東京労働安全衛生センター
○堺市
問い合わせ
堺市危機管理課
TEL228-7605 FAX222-7339
この催しは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。