書籍 これからの石綿対策
大原記念労働科学研究所 新刊 11月15日発行
最強の発がん物質=石綿(アスベスト)の被害が止まらない。日本では石綿による疾患である中皮腫の死亡者は年間1555人に達し、世界では毎年22万人の命を奪っている。石綿は建材に多用され、身の回りに大量に残されている。その対策は大丈夫なのか?著者の20年の経験をもとに石綿のリスク、曝露の実態、石綿対策の課題を分析、検討し、これからの石綿対策を提案する。
CONTENTS
第1章 石綿と石綿のリスク
石綿とは/ 石綿の定義をめぐって/
形態が発がんする/ 石綿のリスク
第2章 石綿曝露
石綿曝露の様態/ 職業曝露/
建設現場での石綿曝露の実態/ 環境曝露/
建物曝露/ 遅れた対策、広がる被害
第3章 石綿対策の現状と課題
日本の石綿対策の概要/ 把握(調査と分析)/
管理/ 解体と除去/ 廃棄/
リスクコミュニケーションをめぐって
第4章 震災と石綿
阪神・淡路大震災/ 東日本大震災/ 熊本地震/
3つの震災と石綿
第5章 英国の石綿対策
第6章 これからの石綿対策
石綿のない社会への目標設定/
通常使用時の石綿含有建材の把握と管理/
すべての石綿含有建材の除去の規制強化/
公的資格とライセンスの整備と強化/
石綿除去作業の監視の強化/ 罰則の強化/
教育とリスクコミュニケーション
著者 外山 尚紀(とやま なおき)
特定非営利活動法人東京労働安全衛生センター所属
労働安全衛生コンサルタント、作業環境測定士、建築物石綿含有建材調査者
大原記念労働科学研究所協力研究員
日本作業環境測定協会インストラクター、日本環境測定分析協会インストラクター
建築物石綿含有建材調査者協会(ASA)副代表理事
発行 公益財団法人 大原記念労働科学研究所
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-1-12 桜美林大学内3F TEL03−6447−1435 FAX 03-6447-1436
新刊 11月15日発行
A5版ソフトカバー155頁
本体1000円+税
ISBN978-4-89760-334-6
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